rk-baryoのゆるっと日記

日常生活、ビジネス、旅などについてゆるく語るブログ

会食とか自粛とかについて最近思っていること

叩かれた飲食店

最近でも言われるが特に一カ月ぐらい前の年末、コロナウイルス蔓延の原因が会食や飲食を伴う接待にあるという話が広がり、飲食店のへの営業時間短縮要請や利用者はなるべく飲食店を利用しないようにしましょうということが話題にあった。厳密には多少異なるかもしれないが、おおよそこのような内容だったと記憶している。特に複数人で食事をすると多少なりとも会話をする機会が発生し、そこで飛沫感染してしまうのを防ぐという意図である。確かにそうかもしれないと思う反面、考えてみると納得できない部分もある。

飲食=悪ではない

そもそもの目的は感染を広げないということであり、それを防ぐためには飛沫感染を防ぐ必要があり、更にそれを達成するためにマスクをせずに会話したり長時間3密空間にいることを避けるということが大切になる。しかし、ここで言われているのはとにかく会食をやめろということである。実際はそういう意図で発信されていないのかもしれないが、受け取る側はどうしても「会食=飲食店=悪」という印象を持ってしまう。だが、実際にはそうではないと思う。

実際には「会食=飲食店=複数人で来店して騒ぐ=飛沫感染リスクが高い=悪」なのであり、一人で来店して会話をせずに黙々と食事を楽しむのであれば、少なくとも飛沫感染のリスクは限りなくゼロに近くなる。それがメディアの報道により「会食=悪」という極端な思想が植え付けられてしまい、会食と悪の間にある様々な要素を真剣に考えてリスクを判断することができなくなっている少数の人たちが徹底的に飲食店叩きをしている。

本来の目的を見直す

私もそこまで偉そうに言えるほど徳のある人間ではないが、物事の本質ぐらいはある程度見抜ける人間になりたいと思っている。外での会食が危険で家の中での家族との食事が危険でないということはあり得ない。一緒に食事をしている人間は異なるだろうが、やっていることは全く同様である。食事中に会話をすれば飛沫は飛ぶし、少なからず必ず相手の飛沫を吸っていることだろうし、そうすれば感染リスクは上昇する。また、会話をせずともウイルスが付着した手で何かを触り、その手で自分の目鼻口を触ればウイルスは体の中に侵入してくる。

とにかく飲食店が悪いという短絡的な価値観を刷り込んでくるようないけ好かないメディアに騙されないためにも、悪いと言われてる理由がどのように結びついているのかを考えられるようになりたい。多くの人が感染して医療体制も逼迫する昨今において、いよいよ自分の身は自分で守れるようにならないと危険を感じる。情報の受け手は正しく内容を咀嚼し、自分の行動に生かせるようにしたいものである。

 

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