rk-baryoのゆるっと日記

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ホワイト企業を辞める人たち、聞け

ブラック企業に対する個人的な思い

私が社会人になる前~上がりたて当時、ブラック企業という言葉が流行り始めた時期だった。残業時間が非常に多かったり、パワハラモラハラが横行していたり、労働時間の割には給料がかなり少ない、ということがブラック企業の特徴とされている。そしてその対義語としてホワイト企業という言葉も存在していた。ホワイト企業ブラック企業とは逆で、残業時間が少ない、職場の雰囲気が良い、働きやすい、などのイメージで語られることが多い。

社会人として働くのであれば、ブラック企業で働くことはできる限り避けたいものである。それにはほとんど100%に近い人々が同意するのではないだろうかと思う。ボロ雑巾のように搾取され続け、挙句の果てに陰湿な職場内いじめによって自主退職に追い込まれるような企業に誰が勤めたいものだろうか。私が以前勤めていた職場も明らかなブラック企業とは言えないものの、限りなくブラックに近いグレー企業だったと思っているし、そこを退職したことは後悔していない。

ホワイト企業を辞めてしまうのはなぜなのか

最近新社会人になる人たちは、ホワイト企業に入ったものの環境が生温すぎて辞めてしまう人が多いそうである。これは非常に贅沢なことだし勿体ないことをしていると思う反面、そのようなホワイト企業を辞めるという選択をする理由も分からなくはない。

例えば毎日オフィスの植物に水やりばかりやったり、コピー取りばかりやっていて手取りが50万円を超えるような仕事があったとしても、果たしてそれで本当に社会人としてハッピーなのかは疑問である。人間は人生における張合いを求める生き物だと思うので、あまりにも楽勝なタスクばかりやっていても簡単に飽きてしまうし、つまらなくなってしまう。かといって自分にとって難しすぎることはやはり荷が重く、逃げ出したくなってしまう。この匙加減をよい塩梅にするのはかなり難しいことである。

だから、責任のある仕事を早くから任せてもらおうと期待に胸を弾ませて入社したら、コピー取りや掃除や書類整理ばかりをやらされ、今後のキャリアに絶望してしまう気持ちは分からなくもない。

ホワイト企業の人たちは恵まれていることを自覚してほしい

私の意見の結論としては、新社会人の人たちには自分の理想の仕事ではなくともよっぽど辛くなければ、ホワイト企業に数年はしがみついて下積みを頑張って欲しいと思う。

入社3年以内で重責を担う仕事を任される人材などは滅多にいない。せいぜい1,000人に1人もいればいい方だと思っている。ほとんどの人は一般人であり、着実にある程度時間をかけて社会人として一人前になっていくものだと思う。早くから活躍したい気持ちがあるのは大変結構なことではあるが、焦りは禁物である。今はつまらない、こんなものが何の役に立つのか、と思っている仕事が、将来思わぬ形で活きる可能性だってあるだろう。

それでも一見温いホワイト企業を抜け出したいのであれば、一度ブラック企業に就職してみるのもいいかもしれない。そこで搾取されて洗脳されていけば、安易にホワイト企業を辞めたことを後世後悔するだろう。

 

参考記事

news.yahoo.co.jp

 

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