rk-baryoのゆるっと日記

日常生活、ビジネス、旅などについてゆるく語るブログ

安部首相を少しだけでも休ませてあげたい

今年の夏休みとは

ブログ強化週間ということで今日はYahoo!の記事から気になるものを取り上げる。

news.yahoo.co.jp

 

皆さまご存知我らが日本国の安倍首相は、例年この時期にお盆休暇を取得し地元の山口県に赴いているのだが、今年は国の状況が状況なだけに満足いく休暇を取得できていないらしいのである。既に5千件以上のヤフコメ民コメントが付いており、目立つのは「今休んでいる場合じゃないだろ」とか「ロクな仕事もせずに休むとは何事か」というような批判的な意見である。

今年のお盆休みは地元に帰省することや旅行などが満足にできない夏となっている。また、都知事が都外への外出をなるべく控えるようにお願いをしている昨今の状況ではやはり外出は難しいだろう。さらに首相となればこの国の緊急事態に常に緊張感を持って対応し続けなければならない責務があるため、このような批判が出ることはある程度理解できる。

大多数のヤフコメ民やtwitter民の考え方がブラック企業そのもの

だがこの記事に関するヤフコメやTwitterで色々な意見を見て思ったのが、非常にブラックな発想を持っている人が多いということ、これじゃあ日本からブラック企業がなくならないわけだ、ということである。

仕事をしっかりすることは確かに重要だ。ましてやそれが一国の首相とでもあろうお方であればその重責は計り知れない。だが、首相一人の一挙手一投足に日本の全てがかかっていると考えるのは少々大袈裟すぎると考える。

今回の新型コロ助への政府の対応に対しては国民から批判が殺到している。私自身も自分が収めた税金を納得できない政策に無駄遣いされるのは非常に腹立たしいと思うようなものもある。ただ、新型コロ助自体が人類にとって未知のウイルスであり、正しい対応の仕方なんて専門の医者ですらはっきりとは分からないような問題なのだ。ましてやそれを経済となるべく両立させていかなければならず、その両輪を担うのは容易な仕事ではない。

当然、首相一人がキチンと仕事をして解決できるような問題ではなく、多方面の色々な方々の協力が必要になる問題だ。そのように多くの人が当事者となって協力しなければならない問題に対し、首相一人がちょっと仕事を休んだぐらいで首相に対して批判が集中するのはおかしい。どれだけ皆首相に期待しているのか。首相とは言え一人の人間であり、なんでも知っているスーパーマンではないのだ。首相が休んでいる間に他の分野の専門家なり政治家が仕事をすれば良いのではないか。

結局はみんな自分のイライラや不安を分かりやすく首相にぶつけたいだけ、それこそ究極の自己中であり相手の気持ちなど何も考えていないことの象徴だと思える。首相が休むことを非難するのであれば首相が一日職務を休むことでどれだけの損失が生じるのか、具体的に数値なりデータを出して合理的に説明することが求められるはずである。それもせずにただ感情論で批判するのは、発想がいじめっ子やブラック企業の上司と同等であるということを自覚しなければならない。

自分が同じ立ち場だったらと想像してみる

国民の多くの人は将来首相になる可能性なんてほぼゼロなので、首相になった自分の気持ちを想像するなんてことはしないだろうし、私も想像したことはあまりない。でも、少しでも安倍首相の気持ちを想像してほしい。2月末からほとんど休みなく働き、プライベートの時間も取れず、毎日毎日国民から誹謗中傷の嵐を受けても誰にも助けを求めたり弱音を吐くこともできず前に進むしかないという状況。よく自殺しないなと思うし、私だったら2週間も精神が持たないだろう。

私は個人的に安倍政権について良いところも悪いところも多くあると思う。確かに、アベノマスク第二派は愚策であると思うけど、現況緊急事態宣言を回避しているあたりはまだ評価できると思う。だが、それと首相を一人の人間として見た場合はまた別問題。首相も我々と同じように感情を持った人間なのですから。

 

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