こんにちは。rk-baryoです。
今日少しTwitterでトレンドになった、東京五輪のボランティアについて書きます。
元ネタやそれに対する批判
本日トレンドになった元の記事はこちら
今年の3月の記事ですね。なぜこの記事が5カ月も経った8月20日に突然Twitterにトレンド入りしたのかは分かりませんが。
「次代を担う若年層がボランティア活動を体験することは教育的価値も高く、有意義と判断。」との理由からこの中高生枠を設けたそうです。これに対してTwitter上では「やりがい搾取だ」などの批判の声が多く上がっています。
ボランティアの募集要項と本来あるべき姿について
東京五輪のボランティア募集要項は以下のようになっています。
https://tokyo2020.org/jp/get-involved/volunteer/data/volunteer-guideline_JP.pdf
6ページ目の下部に、支給される物品等が記載されています。
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■活動に当たりお渡しする物品等
・ 「東京 2020 大会 大会ボランティア」オリジナルデザインのユニフォーム一式(シャツ、
ジャケット、パンツ、キャップ、シューズ、バッグ等。アイテムによっては、複数枚を予定)
・ 活動中の飲食
・ ボランティア活動向けの保険
・ 活動期間中における滞在先から会場までの交通費相当として一定程度
※ オリエンテーション、研修及び活動期間中における滞在先までの交通費及び宿泊は、自己負担・自己手配となります
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宿泊や交通費に関しては一部を除き基本的には自己負担となっています。
これに対しても多く批判があります。募集するのであれば交通費等は自己負担とすべきではないという意見ですね。
募集要項が批判されるべきなのか
最近では報酬があるボランティアなども多くあるため、言葉の意味が曖昧になっています。しかし、本来ボランティアとは「自発的に無償で社会活動等に参加する」という意味があり、無償で活動を行うのが基本です。そう考えると、この東京五輪ボランティアの募集要項に対して批判が上がるのはちょっとおかしいとも思います。
本来のボランティアが目指すべき姿
先日、山口県で行方不明だった藤本理稀(ふじもとよしき)くんを発見した尾畠春夫(おばたはるお)さんが良い例だと思います。尾畠さんは「何も求めないのが私は真のボランティアだと思うんですよ」 と言っています。このコメントを聞いたとき、ボランティアとして活動するという決意をした以上、肝に銘じなければならないことだと感じています。
東京五輪はボランティアではなくアルバイト(派遣)にすべきだと思う
東京五輪はボランティアとして募集をしているわけですが、本来のボランティアの意味からすれば募集要項は至極まともだと思います。しかし、ボランティアとして活動してもらうには猛暑などもあり、環境が良くないと思います。また、そのような過酷な環境でボランティアをしたい人はあまり多くないでしょう。
これが報酬のあるアルバイトであればボランティア募集よりも人は多く集まるのではないでしょうか。もちろん、運営側としては費用が掛かってしまうことが大きなデメリットとなりますが、特に中高生など若年層に対して、アルバイトでお金を稼ぐことや自分の仕事に責任を持つという精神を育むことができるので、長期的にはプラスになる投資であるという見方もできると思います。
このように考えることができない国が、自国の見栄のために国民を無償でこき使い、五輪を開催したがるのはエゴ以外の何物でもないと思いますし、国として五輪を開催する資格があるのかどうか疑問です。
募集要項に問題があるというよりは、そもそもボランティアで募集していることが問題だと思うわけです。
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