rk-baryoのゆるっと日記

日常生活、ビジネス、旅などについてゆるく語るブログ

渡部さんの不倫問題への叩き方を見て思ったこと

なぜ他人の色恋沙汰にそこまで興味があるのか

つい先日、不倫問題で活動自粛していたアンジャッシュの渡部さんが謝罪会見を行った。私は会見を全てしっかり見たわけではないので確かなことは言えないのだが、この件に限らず芸能人等の不倫問題に対するバッシングの凄まじさは異常だと感じる。象徴的なのがヤフコメ民のコメントの多さである。ここ一週間ぐらいで渡部さんの記事が立て続けに投稿されていたが、各記事に対するコメントの多さが軒並み五千件を超える件数となっている。ヤフコメの多さだけを見て国民の関心度が高いと断定はできないが、他の記事よりも比較的多くのコメントがついているということは、少なくともそれだけ人々の関心度が高めであるということに間違いないだろう。

他にも、眞子さまの結婚問題についても記事が上がるたびに多くのコメントが付き、なんちゃって評論家の一般人がよく偉そうに意見を羅列しているのを目にする。もうお分かりかもしれないが、これら二つの事象に共通するのは大きなカテゴリとして恋愛が絡んでいるということである。もっと大きく言うと、特に他人の色恋沙汰が絡む事象に人々は関心や自分なりの意見を持っている人がとても多いということだ。

日本においては一夫一妻制度が基本的な考え方であるため、浮気や不倫をしてこの制度を破った人は特にバッシングの対象になりやすい。だが、外国では一夫多妻制が合法になっている国もあり、それらの国ではそもそも不倫という概念があるのかすら怪しい。そんなことを考えると、ここまで不貞行為を拒絶するというのも少し違和感がある。

確かに日本で不倫というは結婚に対する契約違反なので、手放しに許容されることではないが、今回の渡部さんの件はいくらなんでも叩かれすぎであると感じる。行為を行った場所が場所であったり、彼の妻が佐々木希という絶世の美女であるからよりメディア映えするというのも理由なのかもしれないが、そのような考え方が如何にもゲスい。当事者間である程度解決しているのであれば、あの会見は不要だったと思う。

直接会わない人に過度に関心を持たない心構え

また、誹謗中傷はダメだとあれだけ話題になったにも関わらず、不倫や薬物をやった人に対してなら人権を無視してバッシングしたり、全く配慮のない質問をして良いと考えている輩はやはり多いのだなと思った。人は正義を盾にすると相手の人格や人権などは無視し、徹底的に攻撃して叩き潰さないと気が済まないのだと痛感するし、やはりイジメやパワハラを無くすのは無理なのかもしれない。

他人に対して関心を持つのは良いことだが、これらのバッシングをしている人たちは関心を向ける方向を間違っている。本来は身近な人や普段顔を合わせる人に対して適度に関心を向けるべきなのに、テレビに出てくる一生直接会うこともないだろう有名人に対して無駄に関心を持ってしまっている。もっと自分や近くにいる人に対して関心を持つべきだし、そうすれば有名人のスキャンダルなんて「ふーんそうなんだ、だから何?」というスタンスで軽く受け流すことができる。どうでも良い人を気に掛ける時間が勿体ないとすら感じるだろう。直接話をすることもない人に対して関心を持ちすぎてしまうのは自分を見失うことにもつながるので、良くないと思うのだ。

 

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