rk-baryoのゆるっと日記

元ニート、現アラサーサラリーマンが日常生活、ビジネス、会社、旅などについて語るブログ

貴乃花引退の報道について思うこと

昨日とんでもないことが起こりました。貴乃花親方が日本相撲協会に退職届を提出したというニュースがありました。

headlines.yahoo.co.jp

そして数時間後に日本相撲協会芝田山親方が会見し、貴乃花の主張に対して反論しました。

www3.nhk.or.jp

これら一連の報道を見て私なりに感じたことを書いていきます。

 

 

貴乃花がやってきたことは至極真っ当なこと

そもそも全ての発端は昨年の元横綱日馬富士の暴行事件です。貴乃花の弟子の貴ノ岩が被害に遭いました。この時の貴乃花の対応に問題があったというのです。何が問題だったかというと、暴力事件として警察に通報したことです。相撲協会としてはこれによって暴力事件が表沙汰になることをとても嫌がったわけです。相撲協会の気持ちは別に分からなくもないですけれど。

しかし普通に考えて暴力というのは犯罪です。犯罪が起こったら警察に通報するというのは何もおかしな行為ではありませんし、普通の行為といえるでしょう。それを「なんで通報するんだ」とか「通報しなければ大きく報道されずに済んだのに」とか言っている協会側の言い分自体が異常なのです。だから、貴乃花が行った一連の対応のどこが問題だったのか甚だ疑問なのです。

協会がやっていることはいじめと同様

昨日の貴乃花の会見で言っていたことが事実だとすれば、協会が貴乃花に対して行ってきたことは陰湿ないじめと何ら変わりないと思います。

先述の暴力事件について、それが全くの事実無根であることを認めなければ一門に所属することを許可されない旨を告げられたという話がその典型だと思います。正直これは小学生レベルのいじめに近いと思います。例えば、黄ばんだパンツを全校集会でさらされ、それが自分のものではないのに自分のものと認めなければ仲間に入れてもらえない、というぐらいのレベルだと思います。まあ例えとしてはイマイチかもしれませんが、こういう発想と一緒です。

自分たちと意見の異なる人を徹底的に排除する組織が相撲協会だと思います。多様性が重視される今の時代に求められることとは全く逆行しているのです。ある意味、古い日本の国技という点においてこれは当然なのかもしれません。しかし、悪しき文化は捨て去り、良いところは徹底的に取り入れて変革する国技であって欲しいものです。

貴乃花は正義を貫いた

もちろん、一門に所属するという自分の利益を優先するために暴力事件を事実無根であると認めるという選択肢もあったと思います。でもそれは同時に暴力事件をもみ消すという相撲協会の利益を優先する行為でもあり、暴力事件を正当化する行為でもあるのです。貴乃花にはそれが分かっていてどうしてもそうすることができなかったのです。

自分の弟子が被害に遭ったという事実をもみ消してまで相撲協会に残りたくないと考えたのでしょう。私はこの考えは正しいと思いますし、自分が同じ立場にいたとしても貴乃花と同様の選択肢を取ることでしょう。その場では弟子の行き先が無くなることから弟子が可哀そうと言われても、長い目で見れば弟子のためになるからです。彼は正義を貫き、長期の視点で弟子を本当に守ろうとしていました。事件を事実無根にするというのは紛れもなく弟子である貴ノ岩を裏切ることであります。それはできないと考えて彼は身を引く決意をしたのだと思います。

相撲協会ブラック企業と発想が似ている

そして一連の報道を聞いていて私が個人的に思ったのは、相撲協会ブラック企業は似ているということです。

相撲協会ブラック企業に代表されるような長時間労働という概念はありませんが、文化や風土に合わないものを徹底的に排除し、偏見に満ちた価値観を共有しながら運営される組織という点に於いては共通するものがあります。

論点はかなり飛躍しますが、日本の国技である相撲を運営する相撲協会がこんな体質だからいつまで経っても国からブラック企業やブラックな組織が無くならないんじゃないのかなと個人的には感じました。

リベラル派を受け入れる思想が相撲協会をはじめ、もっといろいろな組織に浸透してほしいと感じます。

 

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