成果主義・実力主義とは何なのか
こんにちは、rk-baryoです。
最近、いろいろな会社で"成果主義"や"実力主義"という言葉を見かけるようになりました。
従来まであった"年功序列"という評価制度を見直そうという動きですね。
また、よく巷で言われるのが、"実力次第でたくさん稼げる"というような謳い文句です。
転職活動で数々の会社を回っていますが、こういう会社がとても多い。
これはある意味とてもいいことだと思いますよ。
若い人でも成果を残せる優秀な人材であれば、仕事への高いモチベーションになるわけですから。そう。優秀な人材であれば。。
でもrk-baryoは思うのです。「自分みたいに優秀でない人間はどうなるんだろう。」
結論から言うと、この問いに対する答えはよくわかりません。
だって優秀でない人間に対する処遇について具体的に述べている企業なんてありませんし、政府だって明言はしていないと思いますし。そのため、実力主義とはあくまで、"優秀な人は"という枕詞ありきでのものでしかないように思えてしまいます。
rk-baryoの勝手な解釈
優秀な人はどんどん成果を上げて出世し収入も上昇していく一方、そうでない人はそれなりの収入で適当に生活していってくれということでしょうか。
そのように考えると、両者の収入格差はどんどん広がることになりそうですが、今向かっているのはそういう社会なのでしょうか。これは、同一労働同一賃金で非正規と正規の格差を是正するという、働き方改革の一つの動きと逆行しているように見えてしまいます。
優秀な人をさらに伸ばしていくということも大事なことだと思いますが、そうでない人をどうキャッチアップするか、rk-baryoとしてはとても気になる視点です。
優秀でない人は優秀にならなければいけないのでしょうか?
違うと思います。
優秀でない人なりにできるポジションやはまる仕事というのは必ずあるはずです。そういう風に人材を適材適所にアサインするような方法を探るということが、今一番必要なことなのではないでしょうか。
入社した先の企業にも、優秀でない人でも活躍できる仕事があればいいなぁ、なんて思ってしまうrk-baryoです。
だから、成果主義や実力主義といわれる風潮は、労働者にとって必ずしも歓迎できることではないと思うのです。かといって、年功序列が良いという訳でもないですが。
働き方の潮流を変えたりすることはできませんが、自分にとってその働き方がどういうメリットとデメリットを持つのかを知っておくというのは大切だと思います。
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