rk-baryoのゆるっと日記

日常生活、ビジネス、旅などについてゆるく語るブログ

手で書いて覚えることの重要性

最近また資格の勉強をしているのだが、勉強する中で気付いたことがある。それは、見たり読んだりするだけではなく、実際にペンで文字を書くと内容を覚えやすいということである。当たり前のことだと思われるかもしれないが、一部の天才を除く我々凡人にとって手で書いて覚えるというのはとても良い勉強法だと思う。

自分に合った勉強方法を模索していた

私が高校生の頃、受験勉強をを共に戦う仲間に一人とても頭のいい友人がいたのだが、彼の勉強法といえば世界史も英語も数学にしても、教科書や問題集を開いて眺めているだけというものであった。そして彼は毎回テストや模擬試験で高得点をたたき出すので、私も彼をまねてテキストを眺めて覚えようと努めた。しかし、結果として成績が向上することはなく思ったような結果が得られなかった。自分では眺めるだけで頭の中に情報を叩き込んでいたイメージだったが、いざテストで似たような問題が出てくると、「あれ?これは見たことある単語だけど何だっけ?」という状態に陥ってしまう。こうなってしまうということは、テキストを眺めるだけでは内容を自分なりに理解できないということの何よりの証拠である。このことに気付かずに過ごした高校3年間の勉強成績は残念なものだったし、目標の大学へ進学することもできなかった。今振り返ると、他人の勉強方法が自分にもあっているとは限らないということをよく表した経験だと思う。

私は大学を経て今になるまで自分に合った勉強方法を確立することができずにいた。眺めても眺めても頭に入っているようで実際は右から左に抜けて行っているようだったし、テストで問題が出てくると肝心な部分を思い出せないことが多かった。しかし、社会人になって数年経った最近になって色々な資格の受験勉強をする過程で、ようやく自分に合った勉強方法が分かってきたような気がしている。それこそが、とにかく書いて覚えるということだ。

物は試しでやってみるのも一興

学生の頃からペンで文字を書くことは嫌いだった。パソコンでタイピングして文書が作成できる時代になぜわざわざ手書きでノートを作るのか、という言い訳をしてペンで文字を書くことを放棄してきた。とにかく文字を書くことが面倒だった。だが、誰かの本で文字を書くことで記憶が定着するという内容を読み、モノは試しと実践してみることにした。テキストの内容を自分なりの言葉で要約したり、書きながら内容を想像する過程でタイピング入力やただ文字を眺めているだけでは得られないような理解度の習熟があるような気がした。面倒だけれども、しっかり言葉と単語の意味を理解するために書くことが必要だと実感することができた。

そのおかげかどうか分からないが、昨年は2つの資格を取得することができたし、今勉強している内容も書きながら覚えることで自分なりにまとめたノートができて、分かりやすくなっているように感じる。手で書くことは正直面倒で地道な作業ではあるが、大して頭の良くない我々のような凡人にとっては良い勉強法だと思ったし、その苦労を惜しまなければある程度の理解度と結果につながって来るのかもしれないと思っている。皆様にも一つの勉強方法として参考にしていただけると幸いだ。

 

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