rk-baryoのゆるっと日記

日常生活、ビジネス、旅などについてゆるく語るブログ

仕事において特定のスキルを特化させることに損はない

やらない理由を探さないようにするために

変化の激しい現代において、ある特定の分野に対してスキルを有しているだけでは生き残っていく上で不十分だという話を最近よく耳にしたり、何らかの記事で目にすることが多くある。確かに一つのスキルを極めたからと言ってそれが必ず将来役に立つものとも限らないし、今役に立っていたとしてもいつか不要になってしまうかもしれない。その時に別のスキルを身に付けていなければニーズに対応できなくなってしまうことだろう。それは私も分かるし、納得もできる。

だが、だからと言って何のスキルも身に付けない理由にはならない。「将来何が必要になるか分からないから何もしなくていいじゃん?」という人も稀にいるが、それはやらない理由を無理やりこじつけているだけであり、ただの言い訳でしかない。一つのスキルすら十分に身に付けようとしない人はこの先必要とされるスキルが出現し、それを習得する機会に恵まれたとしても、同じように何かしらの理由を付けて習得する努力を放棄し続けていくことだろう。

どんなスキルが必要なのか

例えば私は一応システムエンジニアなので、詳しくない人から見るとPCのこととかプログラミングのこととかを中心にスキルを磨いていくイメージを持つ方も多くいると思う。これらのスキルもSEに必要とされる重要なものであることは間違いない。だが、実際にSEの仕事上で必要となるスキルはもっと幅が広く量も膨大である。プロジェクトのリーダーとして部下をうまくまとめるためには会話のスキルをはじめとするマネジメントスキルが重視されるし、設計書や報告書を書く時にはある程度の文章力が求められる。

特に会話などのコミュニケーションスキルはどのような職業であれほぼ必須のスキルだと思うが、このスキルをもっと磨いていこうと考える人は営業職など以外であればそう多くはないのではないか。私もコミュニケーションスキルを真剣に磨こうと思ったことはあっても実際に行動に起こしたことはない。そうであるならば、コミュニケーションスキルをもっと磨いて他の人よりも高いスキルを身に付ければ、何らかの場面でそのスキルが有利に働くことがあるかもしれない。大多数の人ができないことができれば、そのスキルが必要とされる機会があった時に自分が活躍できるチャンスとなり得る。

一つの分野でもスキルを身に付けておくことの大切さ

今頑張って取り組んでいたり、過去に何かの勉強を頑張った人は皆心の中で以下のようなことを多少は考えていたはずだ。

「このスキル(または資格)を身に付けて何の意味があるのだろうか?私は今何のために勉強しているのか?」

何か勉強をしている時に私はほぼ必ずこのような考えが心に浮かび、やらないでも良いかなと思いがちになってしまう。そして特に最近はモチベーションが上がらず、学習を放棄してしまいがちになる。

実際に今やっている勉強がどのタイミングで役に立ってくるかは分からない。全く役に立たない可能性もある。それでも、やった内容そのものよりもその過程で得た勉強に対する向き合い方や、スキル取得に対する成功体験は何にでも応用できるものとなる。だから、このような経験をしておいた方が新たに取得すべきスキルが現れても割と素早く対応できるのである。

役に立たないからやめるのではなく、興味があるのであれば継続してスキルを特化してみるのもとても大切なことなのかもしれないと思っている。

 

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