今日は今週のお題からです。
子供の頃抱いた大きな夢の大半は実現できない
小学生低学年ぐらいまでは、誰しも将来の自分に大きな希望を抱いていたことでしょう。私は、小学1年からサッカーをやっていたので、一時期は将来サッカー選手になりたいと本気で思っていました。そして、地区の大会で良いパフォーマンスが発揮できるたびに自信を持ち、将来本当にプロになれるんじゃないかと錯覚した時期もありました。
しかし、小学校5年生ぐらいになり、それまでよりちょっと規模が大きい大会に出るようになると、見える景色が一変しました。自分よりも体も大きくうまい選手がゴロゴロいるという現実を突きつけられます。このタイミングで私は早くも、こんな奴らに打ち勝って将来自分がプロになるなんて絶対無理だと思ってしまいました。そして私は小学校卒業と同時にサッカーを辞め、中学から陸上競技に転向しました。
子供の頃に抱いている夢を大人になって叶えるのはとても難しいことです。子供の頃の夢というのは、一部の天才が並大抵でない努力を重ねていった結果、ようやく叶えられるかどうかという世界のものが多いです。
夢のレベルは少しずつ下がっていく
中学卒業くらいで自分のスポーツの才能のなさに絶望した私の次なる目標は、20歳までに結婚して子供を作って幸せな家庭を得る、という先ほどまでとは180度逆の方向性のものとなりました。なかなか厳しい目標ではありますが、プロサッカー選手と比べると若干実現の難易度は下がると思います。
しかし、大学受験に差し掛かる頃に将来の自分をそれなりに真剣に考えるようになり、20歳で結婚して家庭を持つというのがどれだけ大変なことなのかを思い知ります。当時の私があと少ししたら他人を養うなんて想像もつかないことでした。そして私の夢はまたあえなく潰えることとなりました。
大きな夢より小さな目標から一歩を踏み出そう
その後も紆余曲折ありましたが、結局自分が思い描く夢を実現するのは相当困難であるということを学んだだけでした。人生における理想と現実のギャップというのは自分が想像している以上に大きいということです。
だったらいっそ、大きな夢なんて持たなくても良い、というのが今現在の私の生き方です。もちろん、ぼんやりとこうなりたいという像や目標は心の中にあるのですが、その大きなイメージだけにとらわれてしまっては何も成功しません。だから、日々の生活の中で小さな目標を立て、それを一つひとつクリアしながら少しずつ自分の目指す形に近づいていくというのが現実的な進み方なのだと思います。
例えば、100歳まで生きたいという大目標があるのであれば、それを目指すために何か特別な食べ物を食べたり特別な運動をする必要はないです。毎日それなりに規則正しくできるだけストレスフリーで生活する、という小さな目標を実践していくのです。そうすることで、最終的な目標である100歳まで生きるという大目標に少しずつ近づくことができると思うのです。
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