rk-baryoのゆるっと日記

日常生活、ビジネス、旅などについてゆるく語るブログ

大手に入れば幸せとは限らない

Yahoo!記事からです。

headlines.yahoo.co.jp

 

残業145時間だそうです。実際には170時間も働いていたとか書いてありますし。

世の中では働き方改革で労働時間の削減とか謳っていますが、実際の現場はまだまだそれを実現するのが難しいということを象徴するような記事だと思いました。

 

私もここ先週ぐらいから仕事を任されていて帰りも割と遅くなってきて、ちょっと嫌な感じになってきていると感じていました。今日は少し早く帰ってきたのでブログを書く余裕があります。

 

とどのつまり、会社としていくら残業時間を削減するという方針を打ち出したところで、結局そんなものはあまり参考にならないんじゃないかと思います。だって会社っていうのはお客に何かを売ることが商売であり、その何かがなかなか完成しなかったり期限を守れそうになかったら、お客のためになんでもやらなければいけないような文化が少なくとも日本にはあるのですから。

そして当然お客から金を貰っているいるのでお客の要望がどんなに無理難題でも実現可能性が少しでもあれば取り組まなければならない。しかもその工期は全然割に合わないぐらい極端に短かったりする。それでもお客に対してはぐうの音も出ないのです。

 

日本を代表する日立という会社のグループ会社ですらこういう状態が起こりえるということは本当に悲しいことです。稼いでいる部門はお客からの無茶ぶりに応えようと真面目に仕事に取り組みます。日本人は真面目だし、そうでないと日本でサラリーマンとして生きていくのことはできません。

 

でも、そろそろ品質とかを枝葉末節レベルで拘りぬくような精神を辞めるべきだと私は思います。現場の社員はお客からの高い要求水準に疲弊していますし、お客だってその先のユーザーからの品質や納期に対するプレッシャーをひしひし感じて気が気ではないような状況ではないでしょうか。

体や心を悪くしてまでそんな品質の良いものを期限通りに納めなければならないのであればそれは全然良いものとは言えないと思います。それを作るまでに裏でどれだけの人間が嫌で辛い思いをしているかを考慮すべきです。

 

会社としての対策には限界があります。だから、現場社員とお客の双方にとって仕事のやり方がwin-winな方向に向かうような対策がないと、結局いつまで経っても残業とかブラック企業なんて無くならないんだと思います。

 

adios