大リーグエンゼルスの大谷翔平選手が右肘の手術をおこなうことになりました。
私は手術して正解だと思います。半分怪我をした状態で競技を続けていてもパフォーマンスが中途半端になってしまい、将来的にはマイナスになってしまうと思うからです。
手術をしないで競技を続けた人の末路
競技こそ違いますが、私が好きでよく見ている大相撲の力士についてです。大相撲においては近年、力士の大型化で平均体重が増加してきており、それに伴って膝をはじめとする全身に非常に負担が掛かりやすく怪我をしやすい競技となっています。
栃ノ心関の場合
今年の1月場所で幕内優勝して現在は大関まで昇進したのがグルジア(ジョージア)出身の栃ノ心ですね。彼は過去に右膝の靭帯を怪我して番付が幕下まで落ちました。しかしそこで膝の手術を行ってしっかりリハビリをした結果、自分の本来の力を土俵上で発揮し、こうして幕内まで戻ってきて大関まで昇進することができたのだと思います。膝の手術をした結果、時間はかかったけれど結果的に良いパフォーマンスにつながったという点で手術をして本当に良かったと思います。
照ノ富士関の場合
3年前ぐらいに一時は無敵の強さを誇り、一気に大関まで番付を上げてそのまますぐにでも横綱になるんじゃないかっていうぐらいの勢いを発揮していたモンゴル出身の力士です。しかし、大きな体やその豪快で強引ともいえる相撲の取り方が彼の膝に怪我を負わせました。一度は幕内優勝も果たしている照ノ富士ですが、現在は幕下どころか三段目まで陥落してしまったとのことです。
膝の怪我を持ちながら、大関という地位を維持したい気持ちから強引に土俵に立った結果、現在は大関という地位はおろか、幕内や十両からも陥落して関取という地位を失ってしまった格好となります。最近手術したみたいですが、大関の期間を怪我した中途半端な状態で無駄に過ごしてしまった感は否めません。これから復活して戻ってきてくれることを願います。
大谷選手は自分の体のケアについても超一流
大谷選手はまだ若くして自分の将来を見据えた長期的な判断で手術を決意しました。このような好判断ができるのも彼の一つの才能であり、超一流選手の証でもあると感じました。
彼はまだ24歳です。復帰が再来年になっても26歳であり、まだまだ投手としてこれから活躍できる選手だと思います。そして彼の場合はバッターとしての出場もあるので、ピッチャーとして出場できなくてもバッターとしてパフォーマンスを発揮できます。
再び二刀流で活躍するためにきっちり手術を受けて万全の状態でまた160キロの剛速球を見てみたいと思います。
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