rk-baryoのゆるっと日記

日常生活、ビジネス、旅などについてゆるく語るブログ

「人間の三大欲求」という概念について語る

こんばんは。寒い日が続いておりますがいかがお過ごしでしょうか。寝る前の毎日の布団と年末年始の休みが恋しいrk-baryoです。

 

人間の三大欲求とは

突然ですが、人間の三大欲求といわれる概念があることをご存知でしょうか。

食欲、睡眠欲、性欲といわれるもので、人間が生きていく上で必要不可欠になる欲求のことです。人間誰しも生まれてきたからにはこれらの欲求があるということです。

この概念は心理学者のアブラハム・マズローが唱えた「自己実現論」にある人間の5段階の欲求とも似ていますが、それをもっと大雑把に定義した概念です。

 

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人間にはもう一つ大事な欲求があると思う

最近というか常日頃から私は考えています。自分という人間がこの世に生を受けたからには、何を全うしてどんな人生を送るのが最も自分にとって幸せなのだろうか、と。

それを知るべく、イメージしたのが幸せを感じていないときの自分の状況です。

幸せを感じる時があるのであれば当然不幸な時もあります。逆に言えば、不幸な時のようにならないようにすれば幸せになれる、とも言えると考えたのです。浅はかですが。

 

そこで真っ先に思い浮かんだのが仕事で辛い思いをしていた時の数年前の自分の姿でした。その時に感じていたストレスは自分にとっては耐え難いものがありました。

 

話を元に戻して結論から言うと、過重なストレスがかかっていない状態=(非ストレス欲)というのが人間の三大欲求に追加され、人間の四大欲求となるべきではないかと個人的には思うわけです。

 

ストレス過多の状態では生きていけないから

三大欲求とは、基本的には”無いと生きていくうえで支障をきたすもの”に対する人間の欲求である、という理解をしています。

食欲、睡眠欲、性欲について、これらは生きていくうえでやはり確かに必要となります。食事や睡眠なしで生きていける人はいませんし、人間に性欲がなければ人類の繁栄もあり得ません。そう考えるとこれらの欲求は人間にとって必要なものだということが理解できます。

 

ストレスについても同様のことが言えるのではないでしょうか。

大きなストレスを感じて鬱に近い状態までなってしまうと、人間は自然に自らの命を絶つ方向に行ってしまうというようなことを聞いたことがあります。

私はここまで深刻になる前に逃走しましたが、こうなってしまっては性欲はおろか、食事や睡眠だってままならないような状態になります。

実際私が軽度の鬱だった時も、睡眠障害こそ起こらなかったものの、食事は何を食べてもほとんど味がしない、砂を噛み砕いているような感覚に陥ることが幾度もありました。重度の鬱になってしまえばどれだけひどい状態になるか想像するのはそんなに難しくありません。

 

こう考えると、ストレス過多により生命の危機につながる可能性があることから、非つそれス欲は”無いと生きていくうえで支障をきたすもの”(寧ろあると生きる上で支障となるもの)という欲求の定義を満たしていると思うのです。だから、非ストレス欲というのは人間が本能的に持っている、命の危険を回避するために必要な欲求だと思うのです。

 

前の職場の社長が「心なんて病気になるわけないから」と発言したのを聞いて、私は絶望し、同時にはっきりと悟りました。「この人の価値観の下で仕事をするのは無理だ。」と。

心だって病気になります。それは自分を破壊する行為につながることもあります。その怖さについては、誰がなんと反論しようと私は主張したいと思うのです。

 

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私が年末によく聞く音楽

12月に入りもう一週間ぐらい過ぎましたが、今年2018年も早くも年末が近づいて来ました。春の桜の季節や夏の暑い季節などと同様に、この年末やクリスマスの頃にもピッタリの音楽というのがあると思います。そこで、この時期に私がよく聞く音楽を紹介したいと思います。

ルージュの伝言松任谷由実

この曲は年末とかクリスマスとかの季節ものの曲ではないのですが、なぜか12月に入ると毎年無性に聞きたくなる曲です。というか、ユーミンの曲はなぜか12月に聞きたくなるものが多いです。

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歌詞序盤の「黄昏せまる街並みや車の流れ、横目で追い越して」という部分に年末のそわそわ感と哀愁漂う雰囲気を感じ、何とも言えなく好きな部分です。

交響曲第9番(第九):ベートーヴェン

何年か前に年越しコンサートで第九の演奏を聞いたときから、いつしか年末に第九をよく聞くようになりました。私だけの感覚ではなく、世間一般としても年末に第九を聞くという風潮はあるようで、いろいろなところでこの曲がかかっているのを聞いたりします。

演奏時間が70分近くあって長いのですが、CDにギリギリ収まる時間となっていることは有名です。終盤にかけての曲調の盛り上がりがとても好きな一曲です。

https://tower.jp/article/feature_item/2015/02/16/~/media/B25C611E6CEC49AC89412E825BD39420.ashx

クリスマスイブ・イブ:山下達郎

言わずと知れた日本のクリスマスソングの王道の一曲です。1983年リリースでもう30年以上昔の曲ですが、今でもこの季節になるといろいろなところでこの曲がかかっていたりして、改めて名曲なんだなと思っています。

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Happy Xmas(War Is Over):ジョン・レノン

クリスマスソングからもう一つ、ジョンレノンのHappy Xmasです。

私が小さい頃よく家でこの曲がかかっていたので印象に残っています。ジョンレノンは他にも「Imagine」などの平和を願う曲を出していることから、とても良い人だったのだと個人的には思います。しかし、それが原因で後に敵対する人に暗殺されてしまうという不運に見舞われるのです。

小さい時に親からこんな話を聞いていたこともあり、この曲に対する個人的な思い入れはかなり深いです。

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おわりに

年末に聞きたい曲をいくつか紹介させていただきましたが、まだまだ紹介したい曲はたくさんあります。粉雪、winter fall、winter again、last christmas、My Only Wish (This Year)など。

これらの曲を聞きながら、今年起こった出来事とか考えたことを思い出しながら年末を過ごしたいと思います。

 

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休みの日にこそ疲れが出てしまうから

こんにちは、rk-baryoです。久しぶりに挨拶をしました。

今日は久しぶりに平日の昼間に家でゆっくりしています。転職してようやく初めての有休です。朝は久しぶりに10時近くまで寝ていました。そんなわけで今日は10時間ぐらい寝ていたのですが、今昼間でも結構眠気があります。今までの睡眠不足が祟っているのかもしれません。

休みの時ほど疲れを感じるのはなぜ

不思議ですね。平日は大体5時間ぐらいしか睡眠時間を確保できていないにも関わらず仕事に集中している昼間眠くなることはあまりありません。まあ朝はとてもしんどいですけれど。

恐らく、仕事しているときはやはりある程度の緊張感やプレッシャーがあり、常に気が張っている状態なのでしょう。その状態ではある意味、疲れを感じる神経が麻痺してしまっている状態なのかもしれません。しかし、そんな状態が続いた中でたまに休みの日があると、気が緩むと同時に神経の麻痺が解かれ、蓄積した疲労感が出てくるのだと思います。

長時間労働が原因で突然死してしまうタイミングとして、激務の中に時たまある休みの日に多いというようなことも聞いたことがあります。

今の自分の体が若干重い感じがして、このことを思い出して自分も気を付けなければならないと改めて感じています。

休むことも仕事であるという意識を持って生きたい

仕事によっては一週間で一日も休めないで連勤になってしまうような方も多くいらっしゃると思います。ただ、休みが取れた日はやはりできるだけ体を休めてあげるというのがとても大切になるのだと感じています。

私自身は休日によく動きまわるタイプなので、精神的な楽しさや安らぎを得ることはあっても実際に体が完全に休まるということがあまりなかったかもしれません。その状態で今日の完全休暇日を迎えた結果、いろいろな疲労の蓄積を感じています。

体調不良を装うズル休みもありだと思う

ちょっと体調が悪いなとか、疲れを感じているなら体調不良を装って仕事を一日休むという手もありだと思います。熱やせきやくしゃみが出ていなくても疲労を感じているのであればそれは立派な体調不良なのですから。

自分自身があまり体調を崩すタイプではないので体調不良を理由に休むことはあまりないのですが、これからはもう少し定期的に体調不良という名の疲労という理由で、仕事を休むことを積極的に考えたいと思いました。

 

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外国人技能実習生の奴隷化問題について

外国人技能実習制度とは

最近よくニュースで外国技能実習生の劣悪な労働環境についてのニュースが話題になっています。

headlines.yahoo.co.jp

ブラック企業の問題というのはもはや国内の日本人だけの問題ではありません。今や日本の職場は人手不足で外国人の助けなしには経営が立ち行かない事業所や企業も数多くあると思います。

技能実習制度とは、外国人に国内で働いてもらう代わりに日本の技術を母国に持ち帰って有益に使ってもらおうとするような制度です。しかし、表向きの方針とは裏腹に、現実は記事のように立場の弱い外国人実習生を奴隷のごとくこき使う企業が多く存在し、実習生にとっては極めて理不尽な対応をしている場合もあるということです。

弱いものいじめが好きな日本企業の人たち

はっきり言って、日本企業で働く外国人実習生の立場は非常に弱いものです。彼らは家族を母国に残して、より良い給料を得るためにわざわざ単身で日本に来て技術を習得しに来ているのです。彼らにも生活がかかっていて仕事がないと生きていけないので、雇い主である日本企業の言うことに逆らうようなことは難しいのです。

そういう彼らの立場を分かっていながら、企業は理不尽な要求を繰り返して労働力としてこき使っているのだと思います。実習生は企業に対して「じゃあ辞めます」なんて簡単に言えないわけですから。

まあ普通に考えてこれは単なるいじめと何ら変わりないと思いますし、大人がこんな考えを持っているのであれば子供や学生間でのいじめも減らせるはずがありません。

この制度は政府の陰謀なのか

表向きの方針はとてもキレイに見えますが、実際にこうなってしまうことは制度を実施する前からなんとなく予測がついていたのではないでしょうか。

そう考えると、はじめからとにかく安くこき使える人材をかき集めることを目的に制度をつくったのでは、と思わざるを得ません。事実、そうでもしないといくつかの企業は潰れてしまったり今まで当然のごとくあったサービスが消滅してしまうのでしょう。ある意味、日本を救うためには必要な措置ではあったのかもしれませんが、それで苦しむ人間が出てしまうのであればそんなものはむしろなくなるべきだと思います。

原因の根本は日本特有の過剰サービスでは

とどのつまり、このようなブラックな労働環境を生み出してしまうのは、最終的にその対価を受け取る「お客様」のためという日本人特有の思想があるからです。私は既にブログで何回か書いていますが、そろそろ日本での過剰なサービスの在り方を考え直す時期ではないでしょうか。

今までできていたものができなくなるのは確かに悲しいことではあるのですが、それをどうやったら維持できるか、ということばかりにみんなが気を奪われている気がします。そうではなく、できなくなったからできないなりに違うことをしてみようというような考えが大事だと思うのです。

例えば外国人実習生の問題で言えば、日本で働いてもらっている間は基本的には所定内で技術習得に重きを置いて働いてもらい、身に着けた技術を母国に持ち帰ってもらい母国で活躍することで発生する利益を日本企業へ分配する、というような考えもあると思います。現実的かどうかはさておき、もっと長期的な視点で考えられることはたくさんあるはずです。目先の利益だけ追い求めて今を犠牲にするような働き方はもうやめるべきではないでしょうか。

 

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今週のお題「2018年に買ってよかったもの」

今週のお題から記事を書きたいと思います。

ちょっと昔であればモノを追い求める人が多かったと思いますが、現代においてはモノはありふれ、モノよりもコトに対してお金を使いたいという人も多くなっている時代だと思います。特に若年世代でその傾向は顕著なのではないでしょうか。

そこで、2018年に私が買って良かったモノと経験してよかったコトについて振り返りながら書いていきたいと思います。

 

モノ編

新しいPC

今年一番大きな買い物といえばこれだったかもしれません。2011年から使っていたPCがそろそろポンコツになってきたので、今年の夏に新しいノートPCに新調しました。古いPCはファンがうるさくてメチャクチャ熱を持つようになっていたのでさすがにそろそろ交換しようと思っていました。

新しいPCは中古で7万円ほどで購入しました。ただのノートPCなのでその程度の価格ですが、SSDCORE i5という自分としてはそこそこのスペックのものが手に入って満足しています。普通に購入すればほぼ倍ぐらいの値段なので、中古で安く買えてよかったと思っています。このブログの記事もそのPCから書いているわけで。

PCの中古は官公庁で使っていたものが定期的に売りに出されるので、そこでまあまあのスペックのものが手に入れられると思います。ゲーム用PCとかになるともっと高いものが必要になりますが、私はゲームやらないのでそこまですごいものは必要なかったです。

もちろん、新品が良いことに疑いはないのですが、どの程度のスペックのPCを求めるかを価格と天秤にかけ、中古のPCの購入も検討してみる価値はあると思います。

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ズボンのベルト

地味ですが、買ってよかったのがベルトです。

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拘ったポイントとしてはベルトの穴の周りに保護用の金具がついているかどうかという点でした。

それまで持っていたベルトには保護用の金具がなく、長く使っていると穴が広がったり裂けてしまったりすることが多くあり、使い辛さを感じていました。しかし、金具があるものを使った結果、そのようなことはなくなりベルト自体もキレイなままの状態で使うことができています。

スーツと合わせるベルトだとデザインを選ぶかもしれませんが、使いやすさや見た目も汚くならない点でシンプルな金具がついているものはおすすめします。

コト編

続いてはコト編です。私は今年、一度仕事を辞めてニートになるという経験をしました。収入を失う代わりに、ずっと働いていたら間違いなく経験できないことをいくつか経験することができました。改めていくつか振り返りながら紹介します。

収入を失って自由を買った

今年は7月から3カ月間無職になりました。3ヶ月分の給料を返上して自由な時間を手に入れたと言い換えることができます。具体的に金額を言うと、約70万円(給料3カ月分)で3カ月の自由な時間を買ったと言えます。

自由な時間を手に入れると、人間はいろいろなことを考えます。それまで当たり前に過ごしていた日々に疑いを持ち、自分は本当にこのままでよいのか、生きるとは何なのかということを考える余裕が生まれます。

自由という名の時間を買い、いろいろなことを考えたこと、これが今年私が買ってよかったコトということができると思います。

旅行

旅行は毎年どこかしら行っています。自分では旅好きを自称していますが、本当の旅好きからしたら大したことないと思います。

今年の主な旅行は長野と九州でした。長野には6月に友人と行きました。高原の綺麗な空気を体にたっぷりため込み、ちょっと高級な宿で酒を飲みながら語り合い、というような感じでした。会う人は同じでも、いつもと違う場所だからこそできる会話なんかもあってそこが複数人で行く旅行の醍醐味の一つであると毎回感じています。

九州には9月に一人で行きました。一人旅というのは本当に最高です。目の前にあるものやこれからの行動プランの決め方が全て自分のものになるわけです。やりたいこと、食べたいもの、行きたいところなどを自由気ままに求めて歩きます。そして旅で出会う人々との触れ合いや価値観の共有などはなかなか経験できることではないと思います。そんなところに一人旅の楽しさを感じます。

これから買いたいもの

2019年かそれ以降になってしまうかもしれませんが、今度買いたいもので大きなものはクルマです。といっても高級なものではなくちょっとした移動に使えそうなそこそこ安い軽とかを考えています。

 

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金持ちほどケチである

衝撃の逮捕

先日、日産のカルロス・ゴーン会長が逮捕されました。

lite-ra.com

有価証券報告書に自身の報酬を実際より低く虚偽記載したことなどの容疑で逮捕されました。報酬を低く記載することで課税対象金額を減らし、税金の支払いを少なくすることが目的だったのだと思います。

ただ、虚偽記載した額は49億円で実際の額は99億円でした。報酬の計算方法が正確には分からないのですが、億単位の金額を報酬としてもらっているので、課税対象が50億円変わったところで彼の収入にはほとんど影響はないと私なんかは思うわけです。

庶民の感覚で言うと、月給30万円が25万円とかに減るようなイメージでしょうか。庶民のサラリーマンであればこの1万円ですら少し痛い減額となりますが、ゴーン氏の場合は桁が3つぐらい違います。例えば300億が250億に減ったとしても減額の絶対値は大きいのですが、生活を送る上でこれにより何か不自由が生じるかと考えたときに特に不自由はないと思うのです、少なくとも私の感覚では。

経営者はケチになれというけれど

経営者というのは会社の利益を上げるために無駄なことを徹底的に省く性格を持っています。ゴーン氏も例外ではありませんでした。それどころか彼はとりわけこの思想を強く持っていたのかもしれません。

倒産寸前だった日産の経営を任され、リバイバルプランという名で不採算部門の閉鎖や従業員の大量リストラを行い、その結果会社を回復させた実績は有名です。

bestcarweb.jp

経営者としての手腕は素晴らしいと思います。しかし、リストラされた元社員のことを考えると何とも言えない気持ちになります。本当にそれが正しいやり方だったのか、疑問に思う人はいるのではないでしょうか。まあそこらへんもドライに立ち回るからこそ経営のカリスマ的存在になったのかもしれませんが。

ゴーン氏は自分の支出に対してもケチになってしまった

経営に対してとてもケチな考えを持つゴーン氏ですので、やはり自分の報酬に対する拘りもかなりあったのだと思います。少しでも安く済むのであればそちらを選択するという彼の経営者としての本能があったのでしょう。それが今回有価証券報告書を虚偽報告するという一線を越えた行為になってしまったのかもしれません。

個人的に思うこと

正直、もともと何十億何百億という金額を貰っているのであれば、税金が差し引かれたところで痛くも痒くもないと思うんですよ。差し引かれたって手元に何十億かは残るわけですから。

人生は大体3億円ぐらいあれば不自由なくそれなりの生活をしていけるといわれています。何十億もあればかなり贅沢をして生きて行っても有り余るぐらいの生活をして生涯を全うできるはずです。

でも、人間というのはとても欲が強い生き物です。一つが手に入ればもう一つ、それも手に入ればあれも、という風に欲望は底なしに続いていきます。特に人間が見せる金に対する執着心というのは恐ろしいものがあるとこの一件で再認識しました。

「貧乏とは、物を持っていないことではなく、際限なくものを求めてしまう貧しい心のことだ」と誰かが言っていましたが、まさにこれを表現しているかのようだと感じました。

 

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常に成長し続けることを強要される現代の企業社会

今の企業社会で仕事をする上において、常に成長し続けていくということはどこに行っても求められることではないでしょうか。

一番分かりやすいのは営業でしょうか。前年度や前月と比較して売上げがどれだけ増えたか、会社から提示されたノルマをどれだけ達成できたか、提示されるノルマも少しずつ向上しているのか、などというはかり方があると思います。

会社としてはもちろん、個人として常に成長するということはとても大切なことです。会社というのは結局、社員という個人の集団からなる組織であり、その個人ひとり一人が継続的に成長していけばその結集である企業の成長も期待できるからです。会社が成長し続ければ、その会社が潰れる可能性も低くなりますし、社員に対する報酬などもアップして結果的に会社と社員の双方にとって幸せな方向に向かうので、継続的な成長を目標に掲げるのはある意味当然であると言えます。

 

しかし、常に成長を期待されるというのは実は大変なプレッシャーでもあります。例で取り上げた営業職が全体的に敬遠されるのは、常に付きまとうノルマとの戦いやそれを達成できなかった時の上司の叱咤激励、また成績が待遇面に反映されるなどというキツさが原因だと考えられます。日々の度重なるプレッシャーにより、心身の調子を崩して会社を休職したり、退職に追い込まれてしまうケースだって少なくないと思います。

私は営業職ではありませんが、システムエンジニアであっても求められることの本質はそう変わりません。常に難しいことや自分の力ではギリギリできなさそうなことを求められるのが現場のエンジニアの辛いところです。もちろんそこに楽しみを見出して仕事にやりがいと持って取り組んでいける、という人も多くいます。そういう人は多少体力的にきつくても精神的には楽しんでいるのでそこまで深刻に考える必要もないかもしれません。しかし、仕事を楽しむというレベルに達するまでに挫折して諦めてしまう人も一定数存在すると思うのです。

私が今後どうなるかは正直分かりませんが、楽しみという側面が全く分からないわけではないので、少しは成長できているのかなとは思います。ただ、それができたらあれでこれができたらそれ、、というように次々に突破していかなければならない壁が無数に立ちはだかります。それに相対しているうちにやはり心が折れてしまうことはあるかもしれません。

r25.jp

 

ちょっと脱線してしまいましたが私が言いたいのは、常に成長を求められる社会はやめてほしい、ということです。毎日プレッシャーばかりかけられていたら疲れますし、寿命が縮まる感じがします。そしてそんな世の中は生きづらくて窮屈な世の中だと思います。

世の中の便利なものの数々はこうした人々の苦労や努力の結晶で出来上がっていて、それを享受できることはとても幸せなことです。ただ、現場で働く全ての人間に対して成長とかリーダーとか店長とか、一見響きの良い言葉ばかり並べて人を寄せ集めてこき使い、使い物にならなくなったら捨てるという非人道的なことはやめてほしいのです。そんなことをするこの日本という国に未来も将来性も何も感じないのです。

 

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今週のお題「読書の秋」

今週のお題「読書の秋」です。私は読書家ではありませんが、全く本を読んだことがないというわけでもありません。そこで、少ないながらも私がこれまでに読んだことのある本でおすすめのものを紹介したいと思います。

 

こころ:夏目漱石

殆どの方が一度は読んだことあるのではないでしょうか。私はこれを中学生の時に初めて読み、読了後は何とも言い難い虚無感に襲われたことを今でも鮮明に覚えています。内容は平たく言うと三角関係を描写した作品になります。親友が好きな人と同じ人を好きになってしまい、それが親友にもばれてしまって、、というような展開です。

ちょっと昔の作品でもあるので文章が文語的で読みづらさやとっつきにくさはあるのですが、それよりも何よりも内容がとても面白く、読むことに対して苦痛は全く感じませんでした。早ければ一日で読み終えることができると思いますし、日本を代表する文学作品であることは間違いないと思います。まだ読んだことない方にはとてもおすすめの作品です。

また、夏目漱石の他の作品として有名なものには「坊ちゃん」や「吾輩は猫である」などがありますが、個人的には「それから」や「彼岸過迄」や「明暗」などもおすすめです。

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1Q84村上春樹

村上春樹の作品には好きなものがたくさんあるのですが、その中でも私が村上春樹にハマるきっかけになった1Q84をおすすめします。

内容を一言で表すにはあまりにもいろいろな要素がありすぎて難しいのですが、私個人的には壮大なラブストーリーのようなイメージで読んでいた記憶があります。ただ、ラブストーリーも含みながら話がいろいろな方向へずれたり展開する方向が変わっていったりするので、この作品のテーマを語るのは容易ではないと思います。

分厚い3巻からなり、一日で全て読み切るのは速読できる方でないと難しいぐらいのボリュームです。私は高校2年ぐらいの時に勉強の合間を縫って2週間ぐらいで読了したと記憶しています。読みだすと止まらなくなるので意外と早いです。

村上春樹の他の作品としては「ねじまき鳥クロニクル」や「ノルウェイの森」や「海辺のカフカ」などがあります。ノルウェイの森あたりの作品は他の作品と物語が継続しているものもあり、読みだすとかなりハマるかもしれません。

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ナイフ:重松清

内容としては学生のいじめがテーマだと思います。どちらかというといじめを受けている生徒の父親の視点が描かれていた印象が強いです。その父親がナイフを持って息子をいじめる同級生集団に立ち向かっていく、、という描写が一番記憶に残っています。

いつ読んだのか具体的には覚えていないのですが、やはり学生時代にありがちないじめの問題について改めて考えさせられたような気がしました。また、大人になって改めて読み返すと今の自分にも通じることや新たな発見がありそうな気もしています。

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コインロッカーベイビーズ:村上龍

生まれて間もなくコインロッカーに捨てられた兄弟が成長していく様を描写した物語です。それぞれが成長し、やがては顔を知らない自分の本当の親について思いを巡らせる場面がとても印象に残っています。私はもちろん幼少期の頃に捨てられたわけではないので、自分が同じ立場だったらどんな風に思うだろうと感じたことをよく覚えています。

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八日目の蝉:角田光代

内容的には育児の描写が出てくる点でコインロッカーベイビーズに少し似た要素もあると思いますが、もっとドロドロした男女の不倫関係やそれに伴う喪失感などが結構リアルに表現されていたと思います。そのせいか、私はこの作品を読んで以降、積極的に恋愛をしたいと思わなくなってしまいました。読んだ後に残るのは果てしない虚無感であり、しかしながら読みだすと次の展開を知りたくてなかなか読書が止まらなくなるような作品です。

ちなみにこれを読んだのは大学時代で文学の授業があり、その課題図書として提示されたからでした。テレビドラマ化もされているので、まずはそっちを見てみるのも良いかもしれません。

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おわりに

こうして今まで読んだ本について書いていると、意外といろいろな本を今まで読んできたことに気付きました。もちろんまだまだ読んでいない本なんて山ほどあるので、新しいものを読んでみるのも良いと思います。また、今まで読んだことのある本についてもまた再読してみると新たな発見があるかもしれません。私もこれまで読んだ本について、もう一度いくつか再読してみようかなと思いました。

 

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仕事に命かけるのはある意味正しいことだと思うけど

「仕事に命かけるなんてことはしたくない。自分の人生は仕事のためにあるわけではない。だから私はもっと自由に生きたいんだ」

 

前職を辞めてニートになる時、私はこんなことを考えていました。そして、今も同じようなことを考えています。また、ニートの期間、たった3ヶ月でしたがその間に旅行に行ったり平日に家でダラダララジオを聴きながら過ごしたりして楽しんでいました。普段毎日仕事をしていたら絶対に経験できないようなことをして人生の選択肢はいっぱいあるということも再認識しました。その考えはもちろん今でも心の中にありますし、自由に生きていけたら人生どんなに楽しいだろうと常に思っています。

 

しかし、現実どうでしょうか。今はサラリーマンとして働いていますが、会社と自宅を往復する毎日、会社に縛り付けられてがんじがらめになることを余儀なくされる日々を送っています。

本当はそんなことしたくないのです。毎日ダラダラ過ごしてそれなり生活水準で生活することができたらどんなに素敵だろうと思います。しかし現実問題として、そうすると生きていけないから毎日あくせくして働かざるを得ないのです。

 

自由に生きたいと思う人は多くいます。そしてそれを実現している人も中にはいます。正社員という形で責任が重い仕事をせず、たまにアルバイトをして後は家でのんびり過ごして生きている人、旅に生きる人、地方や離島で質素に暮らす人などは自分が選んだ自由な生き方を実現している人です。うらやましいですね。

 

ただ、こういう生活が実現できる人は往々にして実家が資産家である場合が多いものです。資産家とまでいかずとも、ある程度は貯金で生活が事足りてしまうレベルの人たちであるということですね。こういう家庭のもとであれば、自分が本当にやりたいことをとことん追求して何度でも失敗&やりなおしをするという人生を歩めると思います。

 

しかし、実際にそれだけの経済的な余裕がある家庭はそう多くはないと思います。大体の人は自由な生き方なんて見つける前に「とりあえず」稼ぐためにサラリーマンや労働者にならざるを得ないと思うのです。それは、生きるために致し方のないことなのです。もちろん私もその一人です。実家は決して裕福ではありませんから。

 

だから、自分の生活を成り立たせるために仕事を毎日する、というのはある意味当たり前であり、避けては通れないものだと思います。ただ、そう考えると自分の人生というはいったい何のためにあるのか、そう考えてはモヤっとした思いがめぐり、毎日ため息をつきながら仕方なく仕事に向かうもう一人の私がいます。

 

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今週のお題「紅葉」

今週のお題「紅葉」について、日本でおすすめの紅葉スポットについて書きたいと思います。

紅葉はその赤や黄色の色が鮮やかであるほど美しく見えるものです。一般的には、一日の寒暖差が大きいほど紅葉の色付きがより鮮やかになるということが言われています。

袋田の滝茨城県久慈郡大子町

私が行ったことのある中では最も紅葉が美しかったと思っています。メインは日本三名瀑の一つである滝であり、基本的にはどのシーズンに訪れても観光スポットとしては申し分ありません。しかし、秋になるとこれにプラスしてカエデなどの木々の紅葉が色鮮やかになり、11月初旬から中旬の晩秋にかけては滝と紅葉を兼ね備えた魅力的な観光スポットとなります。丁度今の時期が見ごろだと思います。

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ちなみに、この地域はアンコウ鍋などの名物もあり、見るだけではなく食事でも楽しむことができるという一石三鳥の観光スポットとなっています。

華厳の滝(栃木県日光市

こちらも日本三名瀑の一つです。やはり滝には紅葉がとてもよく似合うので私はおすすめします。

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ここの魅力は何といっても大きな滝と紅葉の絶景です。袋田の滝よりも大きく、落差もかなりある豪快な滝を目の前に大地の鼓動を感じることができます。

清水寺京都府

関西を代表する観光スポットでもあり、紅葉スポットでもあります。

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実際に私は紅葉シーズンに清水寺を訪れたことはありませんが、上の写真のような紅葉をこの目で見ることができれば気分は最高でしょう。もちろん京都ということなので紅葉のみならず様々な観光スポットを訪れることができるので、秋の紅葉シーズンに清水寺を含めて京都への旅行というのは魅力がいっぱい詰まっていると思います。

最後に

今回紹介したのは私がパッと思いつく範囲でのものですが、このほかにもいろいろな紅葉スポットはあると思います。個人的に一番攻めてみたいのは北海道や東北などの北の地域の紅葉スポットです。特に寒暖差も大きく土地も広い北海道の紅葉とかは見てみたいものです。今年はもう終わってしまったので、来年以降に機会があればぜひ訪れてみたいと思っています。

 

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